環境への配慮を重視する小規模生産者|Sarig Winery
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Sarig Wineryのプロフィール
Tel Aviv(テル アビブ)から北東へ約40㎞。
Moshav Merhavia(モシャブ メルハビア)にあるSarig Winery(サリグ ワイナリー)は、ブドウ栽培からワイン醸造までを一貫して行う家族経営のワイナリーです。
Sarig家は1920年から農業を営む家系で、2005年にワイナリーを設立。
農学博士であるPini Sarig(ピ二 サリグ)氏が栽培を、テルハイ大学でバイオテクノロジーを研究するAmir Sarig(アミール サリグ)氏が醸造を担当し、年間約9000本のワインを生産しています。
栽培においては害虫対策に益虫を使用したり、化学肥料ではなく堆肥を使用するなど環境に配慮した農法を実践。
醸造においても濾過をあえて行わないなど、人為的なプロセスをできるだけ排除しており、土地の個性を表現するブドウのピュアな味わいが楽しめます。
Sarig Wineryのおすすめワイン
それではロゼを1種、赤を2種紹介します。
ロゼ
グルナッシュ100%で造られるフルーティーでチャーミングなロゼワインです。
鮮やかなピンク色は目を引きますし、イチゴやラズベリーのような甘酸っぱい芳香で華やか。
味わいもフルーティーで、キレイな酸味が軽やかな飲み口を表現しています。
ロケーションによってさらに引き立つのがロゼワインの特徴でもあり、夏の昼下がりや海辺で楽しむワインとしても最適です。
マルセランという品種から造られる、若々しくフレッシュな味わいが魅力の赤ワインです。
マルセラン種はカベルネ ソーヴィニヨンとグルナッシュの交配によって誕生したフランスの品種ですが、ほとんど市場に出ることのない珍しい品種で、イスラエルではマルセランを初めて導入したのがSarig Wineryです。
ラズベリーやプラムを思わせる若々しくフレッシュな味わいが特徴的なワインで、樽も使用しないためブドウのピュアな味わいが表現されています。
少し冷やし気味にすることで軽快さがさらに引き立ち、鮮魚のカルパッチョやトマトのブルスケッタ等とも相性が良いです。
GSMブレンド
GSMとは
Grenache グルナッシュ
Syrah シラー
Mourvèdre ムールヴェ―ドル
の頭文字を表したもので、3種のブドウをブレンドした厚みのある赤ワインです。
3種共に濃いめのワインを生む傾向の品種で、それぞれの個性が溶け合う事で複雑性のあるワインが誕生します。
また、12ヶ月の樽熟成で樽の風味も反映されることで、味わいに厚みがさらに加わります。
飲み応えのある味わいで、様々な肉料理やチーズやバターを使用したコクのある料理に合わせる事をおすすめします。
Sarig Wineryへの訪問
Sarig Wineryは訪問が可能で、ワインの試飲と共にブドウ栽培から醸造までのプロセスにつての説明が受けられます。
※ただし事前予約が必要で、営業時間や料金など詳しくはワイナリーにお問い合わせください。
【住所】 Vine St 33, Merhavia-moshav, 1910500
【電話】 054-9004979