「地元のブドウ」「有機農法」にこだわるイスラエルワイン|Vortman Winery
この記事の目次
Vortman Wineryのプロフィール
Vortman Winery(ヴォートマン ワイナリー)はイスラエル北部のカーメル山にほど近いHaifa(ハイファ)にあり、ワインの年間生産量は約30,000本。比較的小規模なブティックワイナリーです。
2003年から始まり、設立当初からカーメル地域で栽培されたブドウだけを使用してワインを生産。地元のワインを生むことにこだわる生産者です。
また、「自然との共生」「生物多様性」にも配慮した有機農法を実践していることも大きな特徴。農薬や化学肥料を使用しないことで、様々な植物や動物の生態系が守られると同時に、健全で成分豊かな土壌が育ちます。その成分を吸い上げたピュアなブドウは良質なワインを生む要因となっています。
Vortman Wineryのおすすめワイン
それでは白ワイン1種、赤ワイン2種を紹介します。
フュメ ブラン
ソーヴィニョン ブランから造られる厚みのある白ワインです。
ワイン名の「フュメ」はフランス語で「煙」を意味し、樽で熟成されるこのワインのスモーキーなニュアンスを表現したもの。オレンジやグレープフルーツの柑橘系果実や白桃の香りが広がり、樽に由来するバターやスモーキーなニュアンスも適度に感じられます。
熟した果実味は厚みのある味わいで、ピュアな酸味が味わいのバランスを整えると、果実や樽の風味を残した長い余韻が続きます。
ボリューム感のある味わいはワイン単体でも楽しめますが、鶏肉やミネラル豊富な魚介類など、コクのある食材との相性も良い白ワインです。
カベルネ フラン
ワイン名はカベルネ フランですが、マルベックもブレンドされた厚みのある赤ワインです。
繊細さのあるミディアムボディのワインを生むカベルネ フランに、濃厚で優しいワインを生むマルベックを加えることで、力強くも繊細さのある味わいを表現。
深いルビーレッドの色調で、ラズベリーやブラックベリー、ピーマン、甘草、森の香り、スパイス、コーヒーなどの多彩な香りが広がります。
厚みのある果実味は飲み応えがあり、豊富なタンニンは構造ある味わいを表現し、適度な酸がバランスを整えると、豊かな果実味主体の長い余韻があります。
バランスがよくフードフレンドリーなワインで、コクの豊かな様々な料理にマッチします。
レッド シュフェヤ ヴァレー
カーメル地域のシュフェヤ ヴァレーで栽培された黒ブドウをブレンドして造られる力強い赤ワインで、ブレンド比率はマルベック40%、プチヴェルド40%、カベルネソーヴィニヨン20%です。
3品種とも力強いワインを生むブドウであるため、濃厚な色調と味わいを持ったワインですが、有機栽培された健全なブドウによるピュアな味わいは力強くも滑らかで、上品さも感じられます。
「絹の手袋をはめた鋼の拳」と表現されるこのワインは、凝縮されたリッチな果実味で力強いタンニンはありますが、キメが細かいためシルキーな飲み口。樽や土壌の複雑な風味のある奥深い味わいです。
ワイン単体でも十分に楽しめる力がありますが、ブルーチーズやコクの深い牛肉料理などとの相性が良いリッチな赤ワインです。
ワイナリーへの訪問
Vortman Wineryは予約制で訪問を受け入れています。
ビジターセンターの隣にあるブドウ畑を見たり、スタッフによるブドウやワインについての解説が受けられます。また、綺麗な景色の中でチーズやパンの盛り合わせと共にワインのテイスティングを楽しむこともできます。
【営業時間】
月曜日と水曜日 10:00~15:00
週末は特定の日のみ営業。
※要予約
【住所】 Ofakim St 23, Haifa
【電話】 +972 54-752-2221
【メール】info@vortmanwinery.com