砂漠の可能性を見出すイスラエルの新鋭|Nana Estate Winery
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Nana Estate Wineryのプロフィール
イスラエル南部、ネゲヴ砂漠の中央部 Mitzpe Ramon(ミツぺ ラモン)のクレーター付近にNana Estate Winery(ナナ エステート ワイナリー)はあります。
コスタリカ、カリフォルニア、イスラエルの3ヶ国にワイナリーを所有するNiv Ben Yehuda(ニヴ ベン イェフダ)氏がオーナー。ブドウ栽培を担うEran Raz(エラン ラズ)氏を中心に運営されるワイナリーで、ワインの発売開始は2018年。砂漠での可能性にチャレンジする若き生産者です。
ミネラル豊富な土壌や昼夜の温度差の大きい点など、ブドウ栽培にとって恵まれた環境があり、降水量が極端に少ない砂漠地帯の弱点は灌漑の技術で補われています。
ワインの品質も高く、これからの進化も期待される新鋭ワイナリーです。
Nana Estate Wineryのおすすめワイン
それでは白、ロゼ、赤ワインをそれぞれ1種づつ紹介します。
シュナンブラン
フルーティーな風味を持つシュナンブランから造られる白ワインです。
柑橘類や青リンゴのような爽やかさに、ライチやメロンを思わせる甘味を連想させる香りがありますが、味わいはドライなミディアムボディ。トロピカルなニュアンスを持った果実味に、凛としたミネラル感や適度な酸が味わいに幅を持たせ、フルーティーな風味を残した余韻へと続きます。
フローラルでフレッシュな味わいは、冷たい魚介類の料理などとの相性も良く、暑い日差しのある日にしっかり冷やして楽しみたい白ワインです。
ロゼ
南フランスやスペインの赤ワインでよく使用される、グルナッシュから造られるロゼワインです。
美しいサーモンピンクの外観から、ピンクグレープフルーツやラズベリーの果実香に、バラの華やかさも加わります。味わいは丸みを帯びた優しい果実味でミディアムボディのテイスト。酸味やミネラル感も適度でバランスが良く、樽の風味も味わいに奥行きを与えます。
ほどよい厚みのある味わいは、ムール貝やハマグリなどを使用したミネラル豊富な料理や、鶏肉や豚肉など適度なコクを持った素材と合わせてもマッチするでしょう。
シンビオシス
カベルネ ソーヴィニヨン、プチ ヴェルド、シラーの3種をブレンドした飲み応えのある赤ワインです。
凝縮感のある果実味を適度な酸がまとめるバランスの良い味わいで、タンニンはシルクのような滑らかさがあるため飲み口は非常に優しく、濃厚でありながらエレガンスを感じさせます。
すき焼きやスパイスの効いたステーキ、バターを使ったコク深い料理に負けない力強さがあり、互いを高め合うマリアージュを楽しむことができるでしょう。
ワイナリーへの訪問
Nana Estate Wineryでは予約制で訪問を受け入れています。
丘の斜面にあるテイスティングルームでは、上質なチーズと共にワインの試飲を楽しむことができ、料金は1人あたり120NIS(約1時間)です。
また、テイスティングルームでしか販売されない特別なワインもあります。
【営業時間】
日曜日~木曜日:営業時間は日によって異なり、事前の確認が必要です。
金曜日:11: 00-15: 00
【住所】 171 Road, Mitzpe Ramon, 8060000
【電話】 03-5396145 / 054-4444037
【メール】 info@nanawine.com