先進技術を駆使したミドルレンジのラインナップ|バット シュロモ ヴィンヤーズ
バット シュロモ ヴィンヤーズのプロフィール
Bat Shlomo Vineyards(バット シュロモ ヴィンヤーズ)は2010年に設立された比較的新しいワイナリーで、テルアビブから北へ約70kmの場所にあります。
アリ・アーレ氏
ワイン造りを担当するAri Erle(アリ・アーレ)氏は、ナパヴァレー大学とカリフォルニア大学デービス校でブドウ栽培とワイン醸造学を修め、その後ナパの有力生産者であるコルギン・セラーズやクロ・デュ・ヴァルなどのワイン造りに携わった経験もある人物。
そんなアリ氏はバット シュロモの所有者であるElie Wurtman(エリー ワートマン)氏との出会いをきっかけに、ワイン製造を担当することになります。
そんなアリ氏のワインへの愛情は深く、主に以下に挙げる最先端とも言える取り組みを実践し上質なワインを生んでいます。
【減農薬農法】
農薬や化学肥料を極力使用しない事で、土地の酵母など様々な微生物の働きも加わった健全で成分豊かな土壌が育まれ、その結果成分豊かでピュアなブドウが育ちます。
【グリーンハーベスト】
ブドウの房をあえて剪定し、優れたブドウを残す手法です。
そうすることで残されたブドウに成分は集中します。
【ブドウの選別】
ブドウの収穫期が近くなると、ブドウの糖度、Ph、酸度を注意深く測定し、成熟していないブドウは削除してしまうという緻密な工程を経ています。
【卵型コンクリートタンク】
求める品質によって異なりますが、ステンレスタンクや樽を使うのではなく、醸造には卵型のコンクリートタンクを使用する場合もあり、その主な効果は以下の通りです。
・断熱性に優れるため温度が安定し発酵も安定する
・樽のように風味がワインに移らないのでブドウ本来の味わいが表現される
・微かな酸素が供給されることで、クリーンでまろやかな味わいになる
・内部で発生したガスによって液循環は起こりますが、卵型である事で澱がバランス良く撹拌しワインに触れることで味わいのコクが増す
おすすめワイン
それではそんなバット シュロモ ヴィンヤーズのおすすめワインを白・ロゼ・赤を1種ずつ紹介します。
ソーヴィニヨンブラン
ピュアで爽やかな味わいが魅力のソーヴィニヨンブランです。
柑橘類やハーブのニュアンスに美しい酸が感じられる味わいはピュアで透明感があり、前述した卵型コンクリートタンクを使用しているのもこのワインです。
味わい深いリッチな白ワインというよりは、エレガントでスッキリした味わいが魅力で、軽快な鮮魚のカルパッチョなど淡白な料理にも合いますし、オイルを使った料理をスッキリ切るような爽快さもあるので、様々な料理にマッチする万能性があります。
ロゼ
その美しい色合いを見ただけで優雅な気分が楽しめるロゼワインです。
カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、プチ・ヴェルドの3種で構成されており、イチゴやハーブのニュアンスに、ほんのり甘味を伴った味わいを適度な酸がバランスを取ります。
暑い夏の日などにキリッと冷やしたロゼは場面を盛り立てます。
ベティーズ キュヴェ
カベルネ・ソーヴィニョンを主体にカベルネ・フランとプチ・ヴェルドをブレンドして造られるボルドーブレンドの赤ワインです。
ブラックチェリーにプラムなどの凝縮感のある果実味に、スパイスやハーブに革製品や甘草、樽に由来するバニラやチョコレートのニュアンスも加わった複雑な風味が広がります。
牛肉のステーキなどコクの強い料理との相性も良い飲み応えのあるワインです。
ワイナリーへの訪問
予約をすればワイナリーへの訪問は可能で、ブドウ畑を散歩した後、地元の料理と共にワインの試飲を楽しめます。
※最大12名
※営業時間や料金など、詳しくはワイナリーへお問い合わせください。
【連絡先】
電話番号 +972.54.265.1889
メール jodi@batshlomo.com