イスラエル近代ワインの始まりカーメルワイナリー
この記事の目次
Carmel Winery(カーメル・ワイナリー)
近代イスラエルワインの最古参で、かつ現地にてツアーを案内しているワイナリーの1つ、Carmel Winery(カーメル・ワイナリー)をご紹介したいと思います。
なお、日本語ではカーメル・ワイナリーと書かれたり、カルメル・ワイナリーと書かれたりしますがヘブライ語に近いのはカーメルの方ですね。
イスラエルのワインの概要ならびに歴史についてはこちらの記事をご参考ください。
カーメル・ワイナリーは、Château Lafite-Rothschild(シャトー・ラフィット・ロートシルト)のオーナーであったEdmond de Rothschild(エドモン・ド・ロートシルト)男爵が、1882年に設立した歴史あるワイナリーです。
イスラエルにおける、近代の商業的なワイナリーの始まりとされています。
1889年にリション・レジオン、1891年にジフロン・ヤーコブの2箇所にワイナリーが設立され、現在ではイスラエルの全てのワイン地域でブドウが栽培されています。
このワイナリーが世界的に知られるきっかけとなったのが、世界的権威とされるイギリスのワイン雑誌デキャンター誌にて、2010年にカーメル・ワイナリーのKayoumi Vineyard SHIRAZ 2006(カヨウミ・ヴィンヤード・シラーズ)が最優秀賞を受賞したことでしょう。
現在でもイスラエルワイン界を牽引し、妥協することなく日々ワイン造りを行っています。
オススメワイン
カーメル・ワイナリーのおすすめワイン、2本紹介します。
なお、ワイナリーでのテイスティングは、ツアー内容やその日によってラインナップが変わるかと思いますので、必ずしも紹介したワインが試飲できるわけではないことをご了承下さい。
こちらは日本で購入可能となっているワインです。
Carmel Selected Emerald Riesling Colombard(カーメル・セレクテッド エメラルド・リースリング・コロンバール)
ほのかに甘さを感じさせるメロンやマスカットの香り。
酸味は穏やかで、優しい果実味があるやや甘口のワインです。
セレクテッド・シリーズは熟成に樽を用いないため、若々しく軽やかでありふくよかさのあるワインが特徴となっています。
Carmel Appellation Cabernet Sauvignon(カーメル・アペラシオン・カベルネ・ソーヴィニヨン)
ベリー系果実の甘さをともなう香り、スモーキーな樽香と土のニュアンスも感じられます。
酸味は穏やかで、熟れたベリーとチョコレートが広がる優しくふくよかな味わいです。
エチケットに描かれているのはダチョウが特徴的です。
ワイナリーへの訪問
カーメル・ワイナリーは、HP上でカルチャーセンターからのワイナリーツアーの案内を掲載しています。
ツアーは3種類あり、完全予約制です。
ワインの試飲のみでしたら、センターの開館時間内であれば予約なしで参加できるそうです。
【カーメル・ワイナリー・カルチャーセンター詳細情報】
電話番号:04.6391788
住所:Derech Hayekev 2(2 Winery St)Zichron Yaacov 30950
メールアドレス:wineculture@carmelwines.co.il
カーメル・ワイナリーHP:https://carmelwines.co.il/en/