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イスラエルの知られざる魅力と世界遺産 〜日本人の知らない観光大国〜

 記

イスラエルと聞いて、観光をイメージする日本人は少ないかもしれません。

しかし、実はイスラエルは観光資源の豊富な国です。国連世界観光機関(UNWTO)の統計では、2018年に412万人もの観光客がイスラエルを訪れています。

これは地中海のリゾートとして人気のマルタ共和国の260万人(2018年)を大きく上回り、ペトラ遺跡で知られるヨルダン・ハシミテ王国の415万人(2018年)に迫る数字です。

2019年12月29日付、イスラエル観光省の発表によると、2019年の訪イスラエル観光客はおよそ455万人に達するとみられており、前年に比べて約11%伸びていることも注目に値します。

この記事の目次

イスラエルにある世界遺産は9ヵ所!Jerusalem(エルサレム)とパレスチナを合わせると13カ所!

 

イスラエルには、古代ローマ時代の遺跡や十字軍が築いた要塞、浮遊体験が楽しめる死海、人類の進化に関わる遺跡など多くの見どころが存在します。

イスラエル国内にある世界遺産は全部で9ヵ所。ヨルダンによって申請されているJerusalemや、イスラエルを訪れたら一緒に訪れたいパレスチナ暫定自治区にある3ヵ所を加えると、全部で13ヵ所になります。

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イスラエル観光をおすすめする理由の一つは、観光スポットの豊富なバリエーションです。世界遺産に登録されている13カ所の観光スポットを見るだけでも、イスラエル観光の多様性がわかります。

Masada(マサダ)

2001年登録。紀元前142年に建設が始まったMasadaは、死海から高さ400mの岩山の頂上に残るユダヤ王国の要塞です。

ローマ帝国に包囲されるも何も無い砂漠の真ん中で3年間も籠城した場所で、以前はイスラエルの兵役に入る入隊宣誓式が行われた場所としても有名です。

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Old City of Acre(アッコ旧市街)

2001年登録。地中海に面し、4000年もの歴史をもつ港町Acre。その旧市街には12世紀に十字軍が築いた要塞が残っています。

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Viorica V. Maidan(@vioricamaidan)がシェアした投稿

White City of Tel-Aviv — the Modern Movement(テルアビブのホワイト・シティ近代化運動)

2003年登録。1920年代から1950年代にかけて、Tel-Aviv(テルアビブ)に近代的なバウハウス様式の建物が4000戸以上建設されました。それらの建物は白を基調としていたため「ホワイト・シティ」と名付けられています。

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Incense Route – Desert Cities in the Negev(香料の道ネゲヴ砂漠都市)

2005年登録。イスラエル南部のNegev Desert(ネゲヴ砂漠)に残るHaluza(ハルザ)、 Mamshit(マムシト)、 Avdat(アヴダット)、 Shivta(シヴタ)の4つの都市遺跡は、紀元前2世紀頃から紀元3世紀頃にナバテア人によって建設されました。

 

Incense Route(香料の道)の名が示す通り、キャラバンがお香を運んだ交易ルート沿いに発展した町々です。

 

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Biblical Tels – Megiddo, Hazor, Beer Sheba(聖書時代の遺丘群メギッド、ハツォール、ベル・シェバ)

2005年登録。MegiddoHazorBeer Shebaは、イスラエル内に200ほどある聖書時代の遺跡群の中でも最も代表的な遺跡です。(写真、地図はMegiddo)

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Bahá’i Holy Places in Haifa and the Western Galilee(ハイファ及び西ガリラヤ地方のバハイー聖地群)

2008年登録。Bahá’i (バハイー教)は19世紀のイランで発祥したイスラム教系の新宗教です。

教団の本部があるHaifa(ハイファ)にあるShrine of the Báb(バーブ廟)やAcre にあるShrine of Baha’ullah(バハーウッラー廟)など26の建造物が世界遺産として登録されています。

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Sites of Human Evolution at Mount Carmel: The Nahal Me’arot / Wadi el-Mughara Caves(人類の進化を示すカルメル山の遺跡:ナハル・メアロット/ワディ・エルムガーラ渓谷の洞窟群

2012年登録。Nahal Me’arot(ナハル・メアロット)には、人類の進化の研究上重要な4つの洞窟、Tabun(タブーン)、Skhul(スフール)、el-Wad(エル・ワド)、Jamal(ジャマル)があります。

アフリカ大陸外で発見された最も古いホモ・サピエンスの化石やヨーロッパ大陸発祥であるネアンデルタール人の化石などの発掘がされました。50万年前からの人類進化の推移を今に伝える貴重な世界遺産です。

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Caves of Maresha and Bet-Guvrin in the Judean Lowlands as a Microcosm of the Land of the Caves(洞窟の地の小宇宙としてのユダヤ低地のマレシャとベイト・グブリンの洞窟群)

2014年登録。Maresha(マレシャ)も聖書に記載がある古都で、ローマ都市Bet-Guvrin(ベイト・グヴリン)とともに貴重な遺跡となっています。

石灰岩を切り出した跡の広大な地下空間を利用して地下都市を建設しました。

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Necropolis of Bet She’arim: A Landmark of Jewish Renewal(ベート・シェアリムの墓地遺跡:ユダヤ再興を示すランドマーク)

2015年登録。Bet She’arim(ベート・シェアリム)はかつてのユダヤ教の一大中心地で、紀元2世紀から4世紀にかけてユダヤ教の共同墓地が作られました。

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Dor Sagiv(@dorsagiv)がシェアした投稿

以上がイスラエルにある世界遺産でした。

また、ご参考までにヨルダンが申請、パレスチナ暫定自治区にある世界遺産もご紹介いたします。

ヨルダン・ハシミテ王国による申請の世界遺産

Old City of Jerusalem and its Walls(エルサレムの旧市街とその城壁群) 

1981年登録。申請はヨルダンによるものですが、1988年にその領有権を放棄しています。「ヨルダンによる申請」という注記が添えられて、どこの国にも属さない形で世界遺産に登録されています。

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パレスチナ暫定自治区の世界遺産

Birthplace of Jesus: Church of the Nativity and the Pilgrimage Route, Bethlehem(イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路)

2012年登録。Bethlehem(ベツレヘム)はイエス誕生の地です。

Church of the Nativity(生誕教会)の祭壇の地下にはイエスが生まれたと伝えられている飼い葉桶の跡が残されています。他にもキリスト教徒にまつわる聖地が数多く存在し、重要な巡礼地となっています。

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Katharina Palmberger(@katharina.palmberger)がシェアした投稿

Palestine: Land of Olives and Vines Cultural Landscape of Southern Jerusalem, Battir(パレスチナ:オリーブとワインの地エルサレム南部バティールの文化的景観)

2014年登録。2000年にわたって使用されてきた灌漑システムとオリーブやブドウの段々畑が、今なお残されています。

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Aya Saleh 🌙(@helasaya)がシェアした投稿

Hebron/Al-Khalil Old Town(ヘブロン/アルハリール旧市街)

2017年登録。Hebron(ヘブロン)にはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の祖であるアブラハムの墓があり、3大一神教に共通する聖地の一つです。

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