半数以上のイスラエルのベンチャーキャピタルが近々投資を止めるまたは減らすと回答。(CALCALISTECH記事より)
Over Half of VCs Have Stopped or Cut Down Investments, Survey Finds
More than half of venture capital firms have halted or reduced their activity in light of the coronavirus (Covid-19) pandemic, new survey shows. Over the past week, Israeli customer research startup Wizer Feedback Ltd. surveyed 131 venture capital funds and corporate venture arms on how their activity will be impacted by the ongoing crisis.
131のイスラエルのベンチャーキャピタルファンド(VC)やコーポレートベンチャーキャピタルファンド(CVC)に調査した内容として、イスラエルのCALCALISTECHが3月26日に記事を掲載しました。
25%が近々完全に投資を止める、32%が投資活動を減らすとの回答とのことですが、25%のVC/CVCの幾つかは既にFundのInvestment Periodを過ぎていて事実上止めている(例えば記事に写真が載っているNielse Innovateなどはもう新規投資は出来ないはず)かもしれません。
また、事実として既存投資先のモニタリングに時間を取られてしまい、32%のVC/CVCが言うように結果的に新規投資先の件数が一時的に下がり投資活動をへらすことになるということはあるかもしれません。いずれにせよ、本当にこの回答が現状を反映しているのかは疑わしいので、ディスカウントして見る必要があるように思います。
ただ、一方で、殆どのStartupが米セコイア・キャピタルの以下記事にあるメッセージの様にCash Expenseを減らしてRun Wayを確保しようとしていると思われるため、少々Valuation(企業価値)を下げてでも資金調達をしようとしているStartupが幾つかあることは容易に想像が付きます。それらを狙い、特に資金調達ラウンドへ参加できなかった人気Startupへの少額出資が行われるということは考えられます。
Coronavirus: The Black Swan of 2020
Here is a note that we sent to Sequoia founders and CEOs today to provide guidance on how to ensure the health of their business while dealing with potential business consequences of the spreading effects of the coronavirus. Dear Founders & CEOs, Coronavirus is the black swan of 2020.
また、CALCALISTECHの記事では今回の危機で恩恵を被っているのはヘルスケアとゲームの産業だとしていますが、「靴磨きが株の話」と同様、これらの分野は既に市場が織り込み済みで一時期の「AI(Artificial Intelligence)、DL(Deep Learning)、ML(Machine Learning)が「COVID-19」や「WFH (Working From Home)、Remote Work」に代わるだけなのかもしれません。