宿泊可能|イスラエルで稀な品種にも挑戦するDror Winery
この記事の目次
Dror Wineryのプロフィール
Haifa(ハイファ)から北東へ約40㎞。Merom(メロン)山から程近いKfar Shamai(クファー シャマイ)にあるDror Winery(ドロール ワイナリー)は、年間約5,000本のボトルを生産する家族経営の非常に小さなワイナリーです。
その歴史はルーマニアで50年間ワイン造りを営み、居酒屋も所有していたIdel Tobias(イデル トビアス)氏に始まります。
1960年にイスラエルに移住し農家を営んでいましたが、ワイン造りは行っていませんでした。
しかし、2000年になるとIdel氏の曾孫にあたるYariv(ヤリヴ)がブドウ栽培を開始。
その熱意は家族全員に伝わり、2007年に亡きIdel氏の想いを新たにする決意の下、家族でワイナリーを立ち上げることになりました。
造られるワインはメルローやソーヴィニヨンブランなどの国際品種が多いですが、イスラエルでは非常に稀な品種ネッビオーロを手掛けている事も特徴的。
恵まれたブドウ栽培環境の下、「ブドウから最高のものを引き出すこと」をモットーに、家族による丁寧なワイン造りが実践されています。
Dror Wineryのおすすめワイン
それでは白1種、赤2種を紹介します。
ソーヴィニョン ブラン
❝
出典公式ホームページ ❞
ソーヴィニョン ブランから造られる爽やかな白ワインです。
丁寧に選ばれたブドウのピュアな風味を表現するために、樽のニュアンスが反映される樽熟成は行っておらず、ソーヴィニヨン ブランらしいハーブのニュアンスやキレイな酸味が広がるフレッシュな味わいです。
酸味の効いた鮮魚のカルパッチョや、地鶏のハーブグリルなどの相性が良いワインです。
メルロー
❝
出典公式ホームページ ❞
メルローから造られるフルーティーな赤ワインです。
丁寧な手摘み収穫後、健全なブドウだけを選別し醸造され、約1年間の樽熟成が行われます。
渋味や酸味が控えめで、優しい味わいを生むメルローらしさに、樽の風味も適度に加わったフルーティーな味わいが特徴的。
気軽なピザやパスタなどに優しく寄り添う、親しみやすい味わいが魅力です。
ネッビオーロ
❝
出典公式ホームページ ❞
イタリアを代表するバローロを生む品種ネッビオーロ。そんな黒ブドウから造られるエレガントな赤ワインです。
力強い渋味と酸味があり、荘厳なバローロを生む品種ですが、イスラエルでは渋味はそれほど強くなくフルーティーな味わい。
淡い色調とエレガントな酸味がある軽やかな飲み口が楽しめます。
そもそも栽培が難しく、イタリア以外では非常に珍しい品種ですから、ワインに詳しい方へのプレゼントにしても、イスラエルのネッビオーロは興味深いものになるでしょう。
Dror Wineryへの訪問・宿泊
❝
出典公式ホームページ ❞
※イスラエル建国の父のひとりと評され、ノーベル平和賞を受賞したシモン ペレス氏が訪問した時の様子です。
Dror Wineryは予約制で訪問を受け入れており、ワイン造りの解説を受けたり、軽食と共にワインの試飲を楽しむことができ、費用は1人あた30NISです。
また宿泊も可能(朝食付き)で、テラスと庭園の景色を望むロッジには以下の設備が完備。
・ベッドルーム2室
・リビングルーム
・薄型衛星テレビ
・設備の整ったキッチン
・ホットタブ
・シャワー付きのバスルーム1室
自然に囲まれたロケーションの中で、のどかな休暇を楽しむことができます。
※料金や料理についてなど、詳しくはワイナリーにお問い合わせください。
【営業日】年中無休(予約制)
【住所】 Kfar Shamai、55、20125
【電話】 0542120032
【メール】drorwinery@gmail.com