入手困難|イスラエルの凝縮感ある赤ワインを生むAbohav Winery
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Abohav Wineryのプロフィール
Galilee(ガリラヤ)湖から北西に約10㎞。壮大なメロン山を一望できるAbohav Winery(アボハヴ ワイナリー)は、Tsfat(ツファット)にある年間生産量約3万本のブティックワイナリーです。
設立は2009年ですが、築600年にもなる歴史的建造物の中に造られており、非常に趣のある空間が特徴的。
生産されるワインはほとんどが輸出用であるため、イスラエル国内で楽しむにはワイナリーを訪れる以外は困難と言えます。
ブドウ畑はイスラエルを代表する産地、Upper Galilee(アッパー ガリラヤ)にあり、豊富な日照、ミネラル豊富な土壌などブドウ栽培に適した環境が整っています。
また、低収量にこだわる生産者で、剪定などで収穫量をあえて抑える手法を実践。
この手法は優れたブドウだけを選別でき、さらに残されたブドウに成分を集中させる効果があります。
さらに収穫は機械ではなく全て手摘み。手間やコストはかかりますが、ブドウは傷つかず健全なブドウだけを選別することも可能で、上質なワインを生む要因の一つになっています。
そうして造られるワインのほとんどは赤ワインで、風味豊かで凝縮感のある味わいが楽しめます。
Abohav Wineryのおすすめワイン
それでは赤ワインを3種紹介します。
ミキシング
カベルネ ソーヴィニヨンを主体にシラーとプティ ヴェルドをブレンドして造られる、ミディアム~フルボディの赤ワインです。
深い紫色の色調で、バラやスミレの華やかさにフルーティーな果実香が加わったアロマ。
ベリーやチェリーを思わせる果実味に、ホワイトペッパーを思わせるスパイシーな風味が特徴的で、甘草のニュアンスを伴った後口があります。
シラー
シラー100%で造られるミディアム~フルボディの赤ワインです。
シラー特有のブラックペッパーのようなスパイシーさが特徴的。
ブルーベリーやプラムなどの厚みのある果実味がありますが、丸みのあるタンニンと適度な酸からは上品さも感じられ、18ヶ月間の樽熟成に由来する心地よいバニラのニュアンスも感じられます。
カベルネソーヴィニョン
カベルネ ソーヴィニヨン100%で造られるフルボディの赤ワインです。
凝縮感のある色調通り、パワフルな果実味とシルキーで豊富なタンニンが骨格ある味わいを表現。
ベリー系果実の風味に加え、ハーブ、スパイス、ココアのような風味も複雑性を高めており、ほんのり甘味を残した長い余韻があります。
Abohav Wineryへの訪問
Abohav Wineryは訪問が可能で、壮大なメロン山の景色を望む展望台があります。
また、住居だった築600年の歴史ある建物には落ち着いた音楽が流れており、チーズなどの軽食と共にワインを楽しむことも可能です。
※休日、営業時間、予約の要不要、詳しいプラン内容や料金などはワイナリーへお問い合わせください。
【住所】Simtat Abuhav 1, Tsfat
【電話】0527041732
【メール】abouhav@gmail.com