恵まれた「環境」と農学者の「知識」を合わせたイスラエルワイン|Gva’ot Winery
この記事の目次
Gva’ot Wineryのプロフィール
Gva’ot Winery(グヴァオット ワイナリー)はJerusalem(エルサレム)から北へ約30㎞、Samaria(サマリア)の中心部Givat Harel(ギヴァット ハレル)にあるブティックワイナリーです。
起業家のAmnon Weiss (アムノン ワイス)氏と、農学者のShivi Drori(シビ ドロリ)博士によって2005年に設立されたワイナリーで、ドロリ博士はアリエル大学でブドウ栽培とワイン醸造学を研究する人物です。
ワイナリーとブドウ畑がある標高約800mの丘陵地帯は、
・水はけの良い土壌
・乾燥した気候
・豊富な日照
・昼夜の温度差が大きい
など、良質なブドウが育つ環境が整っており、ドロリ博士の栽培と醸造に関する知識と相まって良質なワインを生みだしています。
年間生産量約75,000本は決して多いとは言えませんが、丁寧な剪定や手摘み収穫をはじめ、ドロリ博士が考える栽培や醸造における緻密な作業を実現させるためのもの。
そうして造られたワインの評価も高く、イスラエル最大のワインコンテストであるTerraVino(テラヴィーノ)で、ゴールドメダルを獲得する銘柄も輩出しています。
Gva’ot Wineryのおすすめワイン
それでは白ワイン1種、赤ワイン2種紹介します。
フォント シャルドネ カベルネ ソーヴィニョン リザーブ
シャルドネ主体でカベルネ ソーヴィニョンが含まれるミディアムボディの白ワインです。
濃厚な赤ワインを生むカベルネ ソーヴィニョンですが、色素が抽出される皮の部分を除き果肉の部分だけを使用して造られる珍しい白ワインです。
柑橘類やトロピカルフルーツの香りがあり、カベルネに由来する厚みのある果実味や酸味の感じられるドライな飲み口で、バランスの良い味わい。白ワインにしてはボディのある飲み口で、繊細な料理というよりはチーズやバターを使用したコクのある料理や、鶏肉や豚肉を使用した料理との相性が良いワインです。
また、数年の熟成で成分が馴染み合い円熟した風味も楽しめるワインで、複数購入すれば年々変化する味わいを楽しむ事もできます。
フォント カベルネ ソーヴィニョン リザーヴ
カベルネ ソーヴィニヨンを主体にメルローを少量ブレンドした厚みのある赤ワインで、TerraVino2018では2016ヴィンテージがゴールドメダルを獲得しています。
プラムやブラックベリーなどの黒い果実の香りに、チョコレート、バニラ、ハーブ、スパイスなどの香り。落ち着きのある果実味は濃厚で味わい深く、複雑な風味を残した長い余韻があります。
豊富なタンニンと適度な酸がバランスを整える味わいは料理との相性も良く、味わい深いサーロインステーキやラムチョップなどに合わせると、さらに互いの味わいを引き立て合ってくれます。
マサダ
Gva’ot Wineryにおけるトップカテゴリーの赤ワインで、TerraVinoでは3度のゴールドメダルを獲得する銘柄です。
カベルネ ソーヴィニヨン、メルロー、プチ ヴェルドがブレンドされたフルボディの赤ワインで、フレンチオーク樽で20~22ヶ月熟成されています。
複雑で充実感ある香りと味わいを持っていますが、洗練されたブドウは雑味無く飲み口はしなやか。ボリューム感のある果実味とコク、上品な樽の風味やスパイス、革製品や土の風味といった様々な要素が一体となりバランスの良い味わいを表現します。
若くても楽しめる親しみやすい味わいもありますが、適切な保存で十年程度の熟成にも耐え、円熟した複雑な風味や上品さの増した味わいを楽しむこともできます。
特別感のあるリッチな味わいは、贈り物やプレゼントにも向いたワインと言えます。
ワイナリーへの訪問
Gva’ot Wineryは予約制で訪問を受け入れています。
経験豊富なスタッフによるワインの製造プロセスの説明を聞いたり、ワインの試飲を楽しむことができます。
※くわしいプラン内容や料金などについてはワイナリーへお問い合わせください。
【営業時間】
日曜日~木曜日 9:00~17:00
金曜日 9:00~13:00
土曜日 休業
【住所】 Givat Harel
※詳細住所はカーナビアプリなどを使って調べて訪問ください。
【電話】 052-7757574
【メール】visitors@gvaot-winery.com