土曜も営業|イスラエルで唯一陶器製の壺でワインを造るKadma Winery
この記事の目次
Kadma Wineryのプロフィール
Kadma Winery(カドマ ワイナリー)はTel Aviv(テル アビブ)とJerusalem(エルサレム)のちょうど中間地点、のどかな Kfar Uriah(クファー ウリア)にあるワイナリーです。
2010年に Lina Slutskin(リナ スラツキン)女史と、夫のVlad Slutskin(ヴラド スラツキン)氏によって設立され、陶器製の壺も使ってワインを製造するイスラエルで唯一のワイナリーとして知られています。
陶器製の壺は、グルジア(Georgia)の伝統製法で使用される事でも知られており、木製の樽のように樽の風味やタンニンがワインに反映されないため、ピュアな果実味が得られる効果と、穏やかな空気接触によって味わいに柔らかさを与える効果があると考えられています。
そんなKadma Wineryは、国内や国外のワインコンテストなどで受賞されるワイン達を多数輩出。土曜も営業するワイナリーですから、訪れやすさも魅力のひとつと言えます。
Kadma Wineryのおすすめワイン
それでは白1種、赤2種を紹介します。
シュナン ブラン
ピュアな果実の風味が際立つシュナン ブランの特徴が楽しめる白ワインで、ニューヨークで開催されたワインコンテストで銀メダルを獲得した銘柄です。
黄金色がかった綺麗な色調。メロンやパイナップルの豊かな香に柑橘類の爽やかさも感じられ、自然な甘味を伴った厚みのある果実味は飲み応えがあります。豊潤な果実味を綺麗な酸が引き締めバランスを取ると、ボリューム感のある風味を残した余韻へと続きます。
ワイン単体でも楽しめる味わい深さがありますが、地鶏のグリルや魚介のバターソテーなど、コクの豊かな料理に合わせることで調和の取れたリッチな味わいが楽しめるでしょう。
コピア
カベルネ ソーヴィニヨン主体の深みのある赤ワインで、アルゼンチンのワインコンテストで銀メダル、イスラエルのワインコンテストでは金メダルを獲得しているワインです。
ブラックベリーやカシスなど黒い果実を連想させる果実香に、クローヴやシナモンのようなオリエンタルスパイスのニュアンスも香の複雑性を高めます。味わいは豊潤な果実味が主体のフルーティーな味わいはミディアムボディで、適度な酸が味わいをまとめると、スパイスの風味をアクセントに複雑さのある余韻へと導かれます。
バランスが良く適度な深さのある味わいは、様々な料理に寄り添う順応性があります。
カドマ レゼルブ
Kadma Wineryを代表する銘柄で、アルゼンチンのワインコンテストで金メダル、イスラエル最大のワインコンテスト「Terravino」で金メダル、その他にも多数の受賞歴のある濃厚な赤ワインです。
黒い果実、ドライフルーツ、チョコレート、バニラ、クローヴ、コーヒーなど非常に複雑な香りがあり、非常に飲み応えのある味わいですが、角の取れたタンニンや深いコクは柔らかな味わいで、穏やかな酸味が優しくバランスを整えると、様々な風味を残した余韻に包み込まれます。
このワインの味わい深さは、塩分が強めのブルーチーズとの相性も抜群で、上質でコクの深い牛肉料理などと合わせると、ワインと料理が互いを高め合うマリアージュが楽しめるでしょう。
ワイナリーへの訪問(土曜も営業)
Kadma Wineryは土曜日も営業するイスラエルでは数少ないワイナリー。最大150人まで対応が可能で、ワインのテイスティングはもちろん、チーズや様々な料理のメニューが用意されています。
※詳しいプラン内容や料金などについてはワイナリーへお問い合わせください。
【営業時間】
金曜日と土曜日 11:00〜15:00
日曜日~木曜日 予約制
【住所】 45 Kfar Uriah Meshek
【電話】 +972 54-919-5156