会員限定で入手困難なイスラエルワイン|ルウィンソン ワイナリー
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ルウィンソン ワイナリーのプロフィール
Lewinsohn Winery(ルウィンソン ワイナリー)は、2007年に父Amnon( アムノン)と息子Ido(イド)によって設立された、アッパーガリラヤのガレージワイナリーです。
イドはイタリアのミラノ大学を卒業し、醸造学の学士号を取得しており、イスラエルのMargalit Winery(マルガリットワイナリー)やRecanati(レカナッティ)などで長年働いた後、現在はBarkan(バルカン)ならびにSegal(シーガル)ワイナリーのチーフワインメーカーを務める人物。
ワインは海外やレストランへの販売は数量限定で行っていますが、非常に規模が小さなこともあり一般消費者が直接購入するには同ワイナリーのウェブサイトまたは限られたワインショップからとなる貴重なワインです。
経歴からも分かりますが、実際口にした消費者の評判は上々で、品質の高さを窺い知ることができます。
ルウィンソン ワイナリーのおすすめワイン
ワインのラインナップは3つですから、その全てを紹介します。
ブラン
シャルドネ100%で造られるバランスの良い白ワインです。
通常アルコール発酵を終えたワインは、乳酸菌の働きでワイン中のリンゴ酸を乳酸に変える「マロラクティック発酵」を行い、味わいにまろやかさを与えます。
しかしこのワインはあえてその発酵をさせないことで、ナチュラルでキレの良い酸を持った白ワインに仕上げています。
白桃やメロンを思わせるフルーティーな果実香に、海を思わせるミネラリーな香りやべーゼルナッツのニュアンスも加わり、厚みのある果実味をフレッシュな酸がバランスを整えます。
10年程度の熟成にも耐える力があり、熟成するほどフレッシュな果実味は円熟した味わいに変化していきます。
ルージュ
シラー90%、プチシラー10%で構成されるフルボディの赤ワインです。
このワインの特徴的なところは梗(こう)が付いたままのブドウを60%使用している事です。
一般的にはブドウの粒のみを発酵させるのが主流ですが、粒や茎の付いた付いた枝のような部分を梗(こう)と呼び、その部分も含めて全て発酵させる全房発酵という手法をを実践しています。
そのようにして造られるワインは、豊潤な果実味に加え梗に由来するタンニンなどの複雑な風味が加わります。そして、シラー特有のブラックペッパーのニュアンス、ハーブや樽の風味も加わった味わいは奥深く、心地よく長い余韻があります。
GDP ホールクラスター
プチシラー100%で造られるワインで、最も評判の高い赤ワインです。
凝縮された果実味にスパイス、骨格を形成する豊富なタンニンや酸が感じられますが、洗練された味わいは透明感を感じさせるエレガンスも合わせ持ってます。
10年以上の熟成に耐える能力もあるワインで、熟成するほど角の取れたしなやかさは増し、土や革製品などの複雑なニュアンスも加わった妖艶さが現れます。
ワイナリーへの問い合わせ
ワイナリーへの訪問やテイスティングなどの可否について詳しくはメールにてワイナリーへ直接お問い合わせください。