恵まれた環境|自然派農法を組み合わせるシュヴォ ヴィンヤーズ
シュヴォ ヴィンヤーズのプロフィール
Shvo Vineyardsシュヴォ ヴィンヤーズは、イスラエル北部でレバノンとの国境も近いガリラヤ上流地域のJish(ジッシュ)にあるワイナリーです。
ファーストヴィンテージは2009年という事で新しい生産者ですが、ミドルレンジの価格帯のワイン達は多くの消費者を楽しませています。
【生産者】
こちらがオーナーのギャビーセダン氏です。
イスラエルワインの生産者の中でもトップクラスの才能を持つと言われる人物の1人である彼は、フランスでの修行後ヤルデンで有名なゴランハイツワイナリーや、それに関連するガリルマウンテンワイナリーでも生産に携わってきた優秀な人物です。
【自然環境】
海抜800mの高台にあるシュヴォ ヴィンヤーズには恵まれた自然環境(テロワール)があります。
その代表例を2つ挙げます。
豊富な日照と温和な気候
豊富な日照量に加え、地中海側から吹く西風の効果で温和な気候があり、ブドウは熟度を高めます。
その結果豊潤な果実味を持ち合わせたワインが誕生します。
シレックス土壌
フランスのロワールの特徴的な土壌として知られるシレックス土壌を持っています。
ケイ酸塩と呼ばれる火打石の成分が多く含まれる土壌をシレックスと呼びますが、この土壌から生まれるワインは非常に硬質なミネラルを持ち、変化に富んだ豊潤な香りを持つ特徴があります。
【減農薬農法】
また、経験豊富なギャビーセダン氏は除草剤などの農薬を極力使用しないことを実践しており、そうすることで自然酵母などの微生物の働きも加わった健全な土壌が育ちます。
そしてその豊かな成分を吸い上げたブドウからは、土壌の特性を反映した上質なワインが生まれるというわけです。
【収量制限】
あえて収穫量を制限することで残されたブドウに成分が集中し、その結果充実した成分を持ったワインが誕生します。
1haあたり30hlという水準は、フランスの1流生産者と比較してもかなり低いです。
おすすめワイン
それではシュヴォ ヴィンヤーズのおすすめワインを3種紹介させていただきます。
シュナン ブラン
フランスのロワールで有名なシュナンブラン100%で造られる白ワインです。
柑橘類にリンゴやラフランスを思わせるフルーティーな味わいを、凛とした鉱物的なミネラルが芯のある味わいを表現。ほのかにナッツやバターのニュアンスも加わった厚みのある味わいが魅力的です。
ロゼ
暑い夏の日などに楽しみたい軽快でフルーティー、そして華やかなロゼワインです。
グルナッシュとバルベラから造られるこのワインは、イチゴやラズベリーにハーブの風味も加わった香りから、ほんのり甘味を伴ったトロピカルな果実味を適度な酸がまとめます。
鶏肉や豚肉との相性も良いロゼワインです。
レッド
・バルベラ
・グルナッシュ
・シラー
・ムールヴェードル
以上4種のブレンドによるミディアム~フルボディの赤ワインです。
ほんのり甘味を伴った果実香に、スパイスや樽に由来するバニラ、あるいはハーブのニュアンスも香りの複雑性を高めます。
豊潤な果実味に適度な酸、豊富なタンニンはシルキーな舌触りでバランスの良い味わいを表現し、複雑な風味を残した余韻へと導かれます。
【連絡先】
電話 054-6700891
※ワイナリーは訪問者に開放されていません。